「マイホームを探しているが、知識が無くて困っている。」「できれば頭金を払いたくないが、払わなくて大丈夫なのか知りたい。」このような悩みを持たれている方は多いでしょう。そんな皆様に向けて、頭金の概要と頭金を払わない場合に発生するリスクについてご紹介します。お客様の悩み解決に役立ててください。
□頭金についてご紹介します!
ローンを組んで住宅を買う時に、ローンの借り入れ以外の方法で支払うお金のことを頭金と言います。一般的には、審査の条件を満たしたり、借入金額を減らしたりすることを目的に、親からの援助や貯金によって用立てます。頭金は、物件を購入した際、契約から引き渡しのタイミングに支払う運びとなります。入金のタイミングは仲介会社や担当者との相談で決められますが、どんなに遅い場合でも、物件が引き渡される日には支払わなければなりません。頭金と混同されがちなものとして、似たような性質を持つ手付金があります。双方の特徴をしっかりと理解したうえで区別して使い分けてください。
□頭金を払わない場合に発生するリスクについてご紹介します!
大きく2つ紹介します。
住宅ローンの返済
1つ目は、住宅ローンの返済ができなくなった時、家を手放しても借入金が残るリスクが高くなることです。ローンの返済は毎月少額ずつ行うものですが、一度購入した新築住宅は、中古として扱われるため売買価格が大きく下落します。たとえ購入した後すぐに売却したとしても、8割程度の金額にしかなりません。したがって、頭金を支払わずに家を購入すると、住宅を売却する際の価格がローンの残高よりも安くなる可能性が出てきます。
毎月の返済額
2つ目は、支払う頭金の額が少ないと、毎月の返済額が増加することです。ローンの返済額が増えると1か月当たりの住居費が高くなるので、その分貯金に回す額が減ることになります。将来子供が生まれ、学校や塾に通わせるための学費が必要になる場合や、車を購入しなければならない状況が出てくるかもしれません。このような時、まとまったお金がなければ状況に対応できなくなるので、無理をして家を購入するのではなく、貯金がたまった上で検討するようにしましょう。
□まとめ
ここまで、マイホームを探している方に向けて、頭金の概要と頭金を払わない場合に発生するリスクについてご紹介してきました。お客様のご理解は深まったでしょうか。今回ご紹介した例の様に、頭金を支払わない場合、かなり大きなリスクが発生する場合があります。頭金の特徴をきちんと理解するようにしましょう。