住宅を購入される方へ！頭金の貯め方をご紹介します!

「頭金を多めに準備した方が良い理由を知りたい」
「頭金を効率よく貯める方法を知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
そこで今回は、頭金を多めに準備すると良い理由と、効率の良い頭金の貯め方をご紹介します。
頭金に関して疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

□頭金を多めに準備した方が良い

頭金を多めに準備した方が良い理由は、「頭金の比率が大きいと、支払い総額が少なくなるため」です。
そのため、広告で「頭金ゼロ」というものもありますが、頭金は多めに準備した方が良いです。

では、なぜ頭金が多いと返済総額が少なくなるのでしょうか。
住宅の購入金額のうち、頭金を除いたものには「住宅ローン」が発生します。
ローンであるため、返済時には金利が発生します。
この金利によって、支払い総額が大きくなります。

具体的に計算してみましょう。
4000万円の住宅を、金利6.25％、35年返済のローンを用いて購入すると仮定します。
頭金を準備せずに購入した場合、住宅購入にかかる総額は約4454万円となります。
一方で頭金を400万円準備していた場合、総額は約4364万円になります。
このように、頭金を準備しておくことで、支払い総額を少なくできます。

□効率良く頭金を貯める3つの方法とは

1つ目は、財形貯蓄をすることです。
財形住宅貯蓄を利用すると、元利合計550万円まで利子が非課税となります。
銀行の定期預金では利息から20％税金が引かれるため、それと比較するとより効率的に貯められます。

2つ目は、親からの贈与を受けることです。
1年に親や祖父母から受け取った金額の合計が110万円以下であれば、贈与税はかかりません。
また、マイホームの取得や増改築、新築のための資金を親や祖父母から援助してもらう場合、「住宅取得等資金贈与の非課税」という制度を利用できます。
この制度では、要件を満たせば700万円まで贈与税が非課税となるため、頭金の準備において有用です。

3つ目は、保険の見直しや車の売却です。
「コツコツ貯めるのが苦手だ」という方もいらっしゃるでしょう。
手っ取り早い方法として、「費用がかかっているものを見直す」というものがあります。
生命保険や車には沢山の費用がかかっているため、ここを見直して費用を捻出するという方法も、手段の1つとして挙げられます。

□まとめ

今回は、「頭金を多めに準備した方が良い理由」と、「頭金を効率よく貯める方法」をご紹介しました。
支払総額を減らすために、頭金を準備しておくことは重要です。
そのためには税金を減らすことが有用なので、財形貯蓄をしたり、「いかに贈与税を減らすか」を考えたりすると良いでしょう。